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八ヶ岳・権現岳権現沢左俣遡行

  • 2004年6月19日 06:10
  • 八ヶ岳 |

山々は深い新緑の季節に入ってきた。外気も上がり、日は最も永く・・・

そう、沢に入りたくなる季節が来たよね。

2004年6月19日(土) 天候 快晴後晴れ
メンバー :L植松、荒木(以上、白鳳会)関、伊藤(梨大山岳部)

4時、韮崎市役所集合。コンビニよって美ヶ森駐車場へ。朝の冷気が心地よい。
荒木氏の足元はフェイルトシューズ、ゆえに靴は2足。梨大2人は地下足袋にわらじ、
で、登山靴も用意してきた。いらないよね。地下足袋で終始歩くように指示し出発。
カッコウ、ウグイスさえずる中、気持ちよく汗かいて、川俣谷(地獄谷)を行く。
やがて、出会小屋到着。万年無人小屋をのぞき、いつものように落書きノートをチェック。赤岳沢を右に見送り、本谷を行く。しばらくで権現沢と本谷出会いだ。
さらに、権現沢を詰め、右俣との出会いである。我々は左へ。
そして、すぐにお見事なゴルジェに遭遇する。梨大生は感動しまくり。
冬のゴルジェしか知らない俺も、気が付くと、この苔むした美しいゴルジェに感動しているのだ。ゴルジェを過ぎると、8mと215mの滝。8mは右の草付きを、15mは左の壁の直登して棚に出、後は水芯通り行く。

やがて、冬にはお見事な氷柱になる、<展望台の滝>の沢に出会う。
日当たり良好な場所で小休止。真っ青な空、充分過ぎるほどの新緑深緑、そして充分過ぎるほど透明な沢水はキラキラ光り、みんななんとも言えない開放感にしばし浸る。
ここから俺も未知の世界。ワクワクするよね。左から顕著な沢を迎え、沢筋には雪渓が出てきた。雪渓上はだましだまし行き、そして、この沢の核心である30mの大滝に着いた。
直登は出来るみたい?直登は最初から興味無いので滝下までも行かず、素直に高巻く。
右の草付きルンゼを行き、尾根上に出、ここでロープを出す。植松リードで1ピッチ。
そして、さらに、違うルンゼを越え、草付きを這い上がろうとするが、どこも微妙に登れない。詰まった!弱点探しで、ここは素直にルンゼを行くが、ヌメッたかぶり気味の4m程の滝に行く手をさえぎられる。が、ここを行くしかない。で、まず関が試みたが、岩剥がれ落ちた!幸い怪我は無かった。うーん、どうしようか?ロープ2本を伊藤が着けて、関に肩車で伊藤を上げるよう指示。伊藤は無事突破!後は伊藤のビレイにて植松、関、荒木の順で上がった。カラ沢をしばらく行って、左の尾根にエスケープ。尾根上見上げれば、もうすぐ権現東稜バットレスが見える。この尾根を行けば東稜に出てしまうのは必須のようで一旦沢筋に戻る。沢筋の尾根に出ると沢には雪渓がビッシリ。草付きを行き、雪の消えた所で沢に下りたった。もう、権現山頂は近い。
沢から小尾根を岳樺つかんで越えると白山イチゲの白い花がそこらじゅうに咲いていた。
最後は這松かき分け、とうとう我々は、縦走路に飛び出した。フー・・・だよね。
権現山頂まで行って、みんなで握手。武装解除。でも、今回はこのまま登山道を降りないんだな。三つ頭手前から川俣尾根をおりるのだ。もち、道などは無い。
この等高線がなだらかで、かつ、駐車してある美ヶ森駐車場には最短ルート。
前々からねらっていた尾根である。権現と三つ頭のコルからブッシュに飛び込んで、尾根を捜しながら獣道を選ぶ、尾根らしき所に出、地図確認し、またブッシュをガンガン下りて行く、と、急に明るくなり、平坦な尾根出た。そこは辺り一面が笹原で、所々に岳樺が点在し、テントを張りたくなるような素敵な場所だ。そんな中に、なんと!遭難碑があった。遭難碑は地元、甲府昭和山岳会の物だった。アラスカで遭難した3人の遭難碑が刻まれていた。しかし素晴らしい場所に遭難碑を建てたものである。赤岳、権現岳が見え、甲府盆地が一望出来る。八ヶ岳を愛していたと思われる3人の遭難碑、わざわざここに建てた仲間の思い入れと、山岳会の仲間の碑文がせつなかった・・・

さて、我々は、道無き尾根をガンガン下る。熊笹も背丈近くなり、足と腕は傷だらけ。
でも何とか川俣谷の河原に飛び出した。以外に早かった。やはり、この尾根は有効である。
痛いおもいはしたが、エスケープルートの認識をしっかりもてたので、よしよし、ですね。
7時、車に着いた。13時間半行動であった。

コースデータ

04/6/19 美ヶ森5:207:20出会小屋7:408:00権現沢二俣~9:40展望台の滝沢出会い10:0013:10 30m大滝高巻き終了点~14:10権現岳山頂14:4017:10川俣谷~   18:50美ヶ森駐車場

荒木さんも梨大二人も今回は大満足ようでした。まっ、天候にも恵まれたしね。
川俣尾根は冬のエスケープに有効ですね。


 植松一好


権現沢左俣を行く

権現沢・ゴルジェ

ゴルジェを行く関

まだスノーブリッジが残る

滝突破!伊藤

最後は這松かき分けて

権現山頂

川俣尾根から権現岳

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