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甲斐駒・坊主尾根


坊主尾根?甲斐駒ヶ岳には坊主岩(山)があるのはみなさんご存知ですよね。
僕も最初はこの尾根を坊主尾根?なんで?となりました。
<甲斐駒・覚書・白稜会恩田さん>によると・・・
黒戸尾根八合目からほぼ東に伸び、大武川に達する水平距離6kmの尾根。
・・中略・・宮ノ頭2,200m・ヤニクボの頭2,165m・ツヅミの頭1,715m等変わった名のピークがある。
尾根上の踏跡はなく、一部はナイフエッジになっている。・・中略・・
なぜここが坊主尾根と呼ばれるのか不明だが、かつて摩利支天峰が坊主と呼ばれたこともあるので、
そこに続く尾根と間違えて命名されたものではないか・・下略・・
かくして甲斐駒が大好きな僕にとって、気になる気になる尾根である。
雪深く、駄目元であろうが、三日連休利用してとりあえず行って来ました。



05年2月11日(金) 天候 快晴

4時半、韮崎市役所集合、大武川篠沢出会い篠沢橋に駐車。6時出発。
先週偵察に入っているのですんなり藪こいで1,067mへ。
この一週間で雪は降らず、ツヅミの頭までは先週のラッセル跡で順調に行く。

第6のコルより鳳凰

6のコル下降・関

全尾根がブッシュ・関

さて、ここからが未知数である。わかん・アイゼン装着する。
雪は膝から吹き溜まりでは腰までたまにつかる。
おまけにブッシュ。ニッチもサッチも行かず、ここからは先頭が空身で鋸持って、
ラッセルとルート工作する。(ほとんど植松だが)
砂地のいい景色場に突然出る。


ヤニクボ手前の砂地より甲斐駒

同場所より高峰と鳳凰

本日の幕営予定地は宮ノ頭と八合目鞍部。このペースでは早くも無理とあきらめる。
せめて宮ノ頭とヤニクボの鞍部か・・・
夕暮れ迫り、学生が遅れだす。テン場適地が見つからない。植松はガンガンラッセルとルート工作する。
ヤニクボノ頭の偽ピークに到達。ここで日が暮れる。学生やっとくる。
とにかくテン場適地を探す。テント一張り張れるが雪がブッ飛んでいる。
そう、そこは風の通り道。でもここしかない。

05年2月12日(土) 風強く晴れ後微風

午前2時、風でたたき起こされる。夜明けまじかの風は凄かった。
テントごと大武川に飛ばされると思ったほど。西側に寝ている俺は風で何度も体が持ち上がった。
(テント北側3箇所は木からスリングで固定しておいた)
とにかく行動不可(予定は6時出発)太陽が出て、大気が安定することを祈るのみ。


ヤニクボの頭と摩利支天

アサヨ峰

太陽が出、祈り通じ、殺人的な風は間隔を置くようになった。等圧線が緩んできたのだ。
結局3時間遅れの9時出発。本日は3人のうち2人は空身作戦。
ガンガンラッセルする。

雪深く・・・

ヤニクボノ頭にて

30分でヤニクボノ頭着(2,165m)ここから宮ノ頭は幾つかのナイフエッジを時にロープ使い進む。


ルート工作・関

懸垂下降・山下

仙水峠

仙水峠と仙丈ヶ岳

12:20分、念願の宮ノ頭到達。
せめて、最初の目標である最低鞍部まで行く事とする。
ピークを少しばかり降りた所で樹林が切れて甲斐駒が全容表した。
凄い存在感である。これを見るだけでも来た甲斐があった・・・


これを見るだけでも来た甲斐があった・・・

13時半頃、最低鞍部到達。時間リミット、後ろ髪引かれる思い出引き返す。
関は悔しそうだ。俺はもっと、だよね。

05年2月13日(日) 天候 晴れ後曇り

今日は下山のみ。ゆっくりする。


テン場より八ヶ岳
テントと鳳凰山

コースデータ (「坊主尾根結果と概要」詳細画像)

05/2/11
篠沢橋6:00~6:50 1,067mピーク7:00~10:20ツヅミの頭10:45~17:10偽ヤニクボノ頭

05/2/12
偽ヤニクボ9:00~9:30ヤニクボノ頭9:40~12:20宮ノ頭12:50~13:15最低鞍部折り返し~17:00テン場

05/2/13
テン場10:00~15:00篠沢橋

今回、もうひとつ気になる尾根を発見した。
坊主尾根のもうひとつ南に、大武川源流ヒョングリの滝より出ている尾根が
この坊主尾根と平行していて最低鞍部につながっている。
大武川の林道を歩けばアプローチに時間が省けかなり有効ではないだろうか?
坊主尾根、またいつか来てみたいものである。
数少ない記録を見ていくと、冬は最低4日をかけている事を付け加えておきましょう。
夏のもろブッシュの頃、あるものを探しに入ろうかなぁ。。。

国土地理院発行2万5千<甲斐駒><長坂上条><鳳凰>

報告者 白鳳会 植松一好

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