Home> 創立80周年記念事業 > | 北アルプス > | 登山 > | 白鳳会行事 > 槍ヶ岳 北鎌尾根

槍ヶ岳 北鎌尾根

2005年8月11-13日(木-土) 
メンバー : 安藤 佐久間

7月 槍ヶ岳から帰ってから 北鎌の計画を立てた
佐久間氏に声を掛ける 佐久間氏も以前から 北鎌のプランを暖めていた
思いのほか 早く実現する事となり このお盆での挑戦となった
週間天気予報は晴れ! 準備を進めたが、、、

 晴天の槍ヶ岳と北鎌尾根

8月11日(木) 晴れ のち 曇り のち 雨

6:25 中房温泉出発する 天気はいい
前日位から 天気予報では 週末の天気は 前線が停滞し雨を降らせるようなことを言っている
山の天気は 行ってみないと分からないことが多い 大雨だと天気予報で言っていたのに 晴れたり
とりあえず 大天井ヒュッテで判断しよう   槍ヶ岳と北鎌はガスの中である

ガスが晴れた 今日の槍と北鎌尾根

13:15 大天井ヒュッテ着 下降ルートの貧乏沢 北鎌の状況を聞く 
現時点では 問題無いとの事 後は 我々の判断のみ 貧乏沢を下降する事にする
カウンターに張ってある 「夕食は とんかつです」 後ろ髪引かれる
14:05 大天井ヒュッテ出発 その頃 ヘルメット 沢用ハンマーを持った5人パーティー到着
20分で 貧乏沢下降点着 看板のおかげで判りやすい 
下降開始 這い松がウザイ 
踏み跡がしっかりある ほぼ毎日人が入っているとの事で すでに道である 
やがて 水流に合流 足場の悪いガレ場を降る せっかく合戦尾根で 稼いだ高度をドンドン消費する
雲行きは怪しい 北鎌上部はガスの中
 
17:15 北鎌沢出合い着 安全なテン場を捜す 
出合いまでに 整地された場所はあったのだが 今日は危険な場所だ 
沢の増水 土石流 草木の生え方 落雷 熊etc,,,熊はムリにしても すべての可能性を考える 
沢の河床の状況から 増水した時の水量は かなりである事は想像できる
ココだな♪ と決めた時 佐久間氏到着 とほぼ同時に雨が降り出す 
急いでテントを張る どうやら 我々だけの様
本来は ツェルトで来る予定だった 雨が降るとの事で急遽テントに変更 
重量増加だが テントの方が 快適だ 
とりあえず お疲れ様の乾杯と 食事を摂るが 天気が気になる 
ラジオで天気予報を聞くが 岐阜や長野の天気予報が判らない
かろうじて NHK東京と大阪が入る どちらも大雨の様であるが ここは普通の雨である しかしココは沢
白馬の土砂崩れ事故のニュースを知る
やっぱ 明日はダメだねモードになる この分だと 北鎌沢は沢登り状態かな?
尾根に上がったとしても 先が見えず 1ビバークで槍まで 行けるかどうか??? 
ん~ 遭難だね↓ 
水俣乗越しからのエスケープとする
早めに就寝
 
20:20 水流の音で目が覚める ヤバイ すぐにテントからヘッドランプ点け飛び出す 
伏流水の河原が 小川程度だが 流れている
21:20 再度 増水の確認をする 増水している マジでやばいかも↓
荷物だけは まとめて置く 後 1時間ごとの確認をする 
不思議と1時間ごとに目が覚めるが それ以降 増水はしていない
 
8月12日(金)  雨 のち 曇り のち 雨
 
3:00 起床の時間であるが すでにエスケープの予定 
もうチョット寝ようかと ウトウトしていると いきなり雷連発 
4時頃 大きな落雷の音 近くに落ちた様だ
以前 アメリカのジャクソン ホールという町で 雷100連発に 襲われた事がある(この町では よくあるらしいが、、、)
爆撃の様だった 車に乗っていたので 問題は無かったのだが 車の10m横にも落ちた
そんな事を 思い出す 10mで無いにしても かなり近くの落雷だ 音がかなりデカイ
明るくなる位までは 雷が響く

朝の北鎌沢
目指す水俣乗越し

朝食を摂り 雨が上がるタイミングを待つ 流水はだいぶ減ってきている
北鎌のコル周辺は見えるが それより槍側はガスが かかっている
9:20 北鎌出合い出発 水俣乗越しを目指す 
渡渉ポイントというか 跨いで渡れる所を捜しながら 上流向かう  北鎌にはガスに 隠れていく
今日ばかりは ココだろう的には進めない 2.5万図 高度計 コンパス 現在地を探りながら進む
沢を左へ反れ 伏流水になる やがて 先の木に赤布  ビンゴだ♪ 以後 時々 赤布が下がっている
さて 今日の核心 2160m付近 薄い雪渓の上部が ザレている 
雪渓は 渡れないのでザレを トラバース ん~ これ 落ちたらヤバイな 慎重に進む 
が 結構ズレ落ちる 何とか必死で登る ズルズル 登るの繰り返し
樹林帯に入り また雨が降り出す カッパを着る
ココも 踏み跡程度かと思っていたが かなり人が入っている様である
一人下ってくる 明日 北鎌に入るとの事 かなり大きなパックを背負っている 
13:00 水俣乗越 到着 やっと安全圏だ 一服後 ヒュッテ西岳目指す

本日の北鎌尾根を望む

しかし 登山道とは こんなに歩きやすいものか? 植松さんの言う所の高速道路状態である
 
14:15 ヒュッテ西岳着 雨の中 テン場では同志社大学山学部の皆さんが テントを張っている
我々は F1のタイヤ交換並みの 速さでテントを張る 
佐久間さん「何だ ヤレば 出来るんだ!」
 
寒いが小屋にビールを飲みに行く 頭の中にはもう生ビールしかない
小屋では 名古屋から来たと言う 還暦を迎えた方と 意気投合 つまみを頂く 
名前は忘れてしまったが アサリの煮物が 美味かった 名古屋名物らしい
何でもこの オヤジは40年前に 東京から北海道まで 原付でツーリングしたり
今の下宿の管理人さん(奥さん?)と 一緒に笠新道から槍まで行ったとか
今回は 白沢からテント背負ってきたと 40年ぶりの槍との事
ビール何本飲んだっけ? 
小屋の人からは2回も 帰って下さいって 催促されたけど 美味い酒が飲めました 
テントに戻り 夕べの 緊張が解けたのか 佐久間さんは ガンガン飲んでいる
私は ビールでお腹いっぱい ちょっと横になるが 前回食べられなかった ハーゲンダッツを思い出し
買いに行く 雪辱晴らす
明日は 燕岳登頂を 目標とする
 
8月13日(土) 雨 のち くもり

結局 夕べは飲みすぎて 夕食を食べられなかった よって腹いっぱい食べる
今回は バリエーションなので テントでの食料はすべてドライフードにした
7:40 雨の上がる頃 ヒュッテ西岳 出発
大天井ヒュッテで 水俣乗越しからエスケープしたと 報告する
やはり 皆さん心配していてくれたとの事  有り難うございました
我々の後に 5名貧乏沢を 降りたとの事 会わなかったな?
 
燕目指し 進んでいると 佐久間さん 燕山荘でカレーライスが食べたいと
そ~だよな この3日間ずっと パンとドライフードだったからな 私も食べたい ビールも 飲みたい
でもだよ ビール飲んで カレー食べたら 燕岳 多分行かないよ 
燕山荘で決めましょう

ちゃんと写っている北鎌

12:40 燕山荘到着 自然と足が燕山荘の中へ ビールで乾杯 カレーライスを食べる
燕山荘のカレーライス ¥800 山小屋の昼食って 初めて食べたけど安くない? 
で これが 結構うまい きっと次回も食べるでしょう
13:50 また自然と 足取りは下山へ 結局 我々は3日間 北アにいて 一つもピークを踏まなかった
16:30 中房到着 有明荘の日帰り入浴時間には 間に合った
 
大天井ヒュッテ出発後から下山まで 北鎌狙いの5パーティー 10名程の人達と会ったが 皆 天気が心配との事 
そして 4パーティーは 50代を越えているのには 驚かされた
 
今回 悪天候の中 北鎌出合いまで降りてみたものの 事故という事態にならなかったのは 幸運だったと思う
雨の降りは少なかったものの 何が起こるか判らない 白馬では 土砂崩落の事故が起きている 
次回は 天気のいい時を 狙って行きたい 心配してくださった方々 有り難うございました m(。。)m
 
 
安藤英一

Index of all entries

Home> 創立80周年記念事業 > | 北アルプス > | 登山 > | 白鳳会行事 > 槍ヶ岳 北鎌尾根

カテゴリ
アーカイブ
ウェブページ
購読
Powerd By

Return to page top