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北岳バットレス


先週は雨により無念の敗退。鉄は熱いうちに打てと、早々のリベンジを計画。
連日の生憎の天気も、どうにか週末は安定、バスも動いているらしいと言う事で。

2006年7月22日(土)~ 2006年7月23日(日)
メンバー : 植松一好・亀田博生・三入敏子・関秀倫(白鳳会)

7月22日(土) 天候 晴時々曇り

始発バスで広河原入り。
まだ涼しい時間帯、御池でテント建て、サブザックに登攀具詰め込んで、いざバットレス。
大樺沢の雪渓は長雨の影響で崩壊気味なので夏道よりバットレス沢目指します。

B沢入り口


草付上部とbガリー大滝下部は雪に埋もれていおり、傾斜もきついのでココより1Pでバン亀さんFixします。
三入さん、関はアイゼンつけて行きますが、岩壁との間のシェルドンがイヤらしくアイゼンの脱着が出来ないので、アイゼンつけたまま登ります。

B沢詰めの雪渓

1Pしんがり、うえまっさん


1P終わって、チーム分けで、バン亀さん・三入さんチーム、関・うえまっさんチーム。
2P終わって緩傾斜帯へ。
バン亀さん・三入さんチームは四尾根末端から登るとの事、関・うえまっさんチームは4尾根テラスから4尾根へ。
ということで関・うえまっさんチームは十字クラック上部のcガリー雪付のルンゼ・濡れた岩を騙し騙しあがって4尾根テラスへ。
4尾根テラスでバン亀さん・三入さんチームを待ちつつ昼飯。

ようこそ4尾根テラスへ


バン亀さん・三入さん登ってきた所で、関行きまーす。
4尾根1P目、下部がイヤらしくココを越えれば問題なし。が、初アルパインに初マルチですので緊張しまくり。
ピトンが見あたらない。見つけられない。所々とばしながらも1P、2P、3P特に問題なく。(アルパインヌンチャクの有効的使い方を学習)
4P目第二のコル上でA0し、ピトン使えるの無いし、尾根細いし、心細いし。4尾根で一番緊張したところはココだったと思う。
マッチ箱での懸垂もスムーズに。三入さんセルフ取らないと駄目ですよー。
5P目振り返ればマッチ箱上に満面の笑みでバン亀さんが。本当に楽しそうである。
最終6P目クラックから小垂壁登ってリッジ抜けてチムニー上に来れば緊張感から開放される。

マッチ箱でポーズのバン亀さん

四尾根オールフリーで登った三入さん


4尾根終了点・関


終了点はお花畑状態でシナノキンバイ、ハクサンイチゲ、イワカガミが咲き誇っていてさらに高度感と眺望が最高。
色々な物から開放される。フ~~。

サミット4人!


頂上まで行くと日本屈指のクラシックルートの達成感がこみ上げてくる。

本邦第二の高峰、北岳3193m。幕営地の御池2230m。約1000mの高低差、実は今日の核心はココだった的に長い下り。
途中、草すべり上部は花真っ盛り。至る所で花が咲きまくっている北岳、花のシーズン真っ只中です。

花畑真っ盛り!


テン場に着いたらヘロヘロ、疲労困憊であった。
えっ、明日は下部フランケ・・・

7月23日(日) 天候 曇り後晴れ

3:00起床。今日はDガリー大滝~下部フランケ~Dガリー奥壁の予定。
植松さんと三入さんは小太郎山へ行くとの事で、バン亀さんと共に静かにテントをたつ。
当たり前だが、まだ暗い夜道をヘッランを点け取り付きへと急ぐ。

D沢に入った辺りで明るくなり始める。
岩壁近くには雪があるが踏み跡明瞭で昨日のB沢より取り付きやすい。
Dガリー大滝を左より行く。今日は勿論、バン亀さんのリードです。
1P目下部がキツクない?昨日の疲労が回復していないようで、いきなし人工で越える。
岩はポロポロで少し湿っている。
昨日テントに戻ったとき、今日朝テントで思ったのは体(体力)がキツクても気持ちで行こう。やれるとこまでやろう!ときめたのだが、この1P目でう~ん今日は駄目かもしれない・・・。
1P終えてバン亀さんに下部フランケはキツそうと言うと。このままDガリー行くことに。

Dガリー(本日2P~5P)、特に難しいところはありませんが、岩が湿っていたりコケが生えていたりで、また落などの岩が堆積していて、ロープを伸ばしていく過程で落が起こりやすいです。
本日6P目(Dガリー奥壁1P目)、4段ハング。バン亀さんは興奮気味に「やっと岩との一体感が味わえる~」と、あんまりの興奮にセルフ未解除、ビレイデバイスを外し忘れて登り始めるくらい。
しかし、流石です。態勢整えて仕切り直して登り始めるとサクサクと行きます。

4段ハング越えバン亀さん


7P目、スラブとクラック。クラックに慣れてきて楽しめるようになってきた。

本日8P目最終P、バン亀さんをビレイ中、突如ガスが晴れる。頂上までもう少し、そして高度感。スゲェー!
このPもスラブとクラックそして昨日は巻いたチムニー。

チムニー下より登攀ルートを見下ろす


Dガリー奥壁最終ピッチのチムニーを登る関


チムニー上がれば終了点。そのままテラスまで行き武装解除。
もうヘロヘロ。でも緊張と興奮のバットレスでした。

念願のバットレス・4尾根をリード出来たがまだまだ、いっぱいいっぱい。
下部フランケ出来なかったし。もうちょっとクライミング技術も付けたいなと。
兎に角、経験を多く積むことですかね。
記:関 秀倫

7/23、植松さんと三入さんが小太郎山に行ったレポートです。

<小太郎山2,725mの感想>植松談

この界隈を歩いていれば、だれしもいつかは行かなければと思う山でしょう。
しかし、結構近くて遠い山、草滑りを降りる時、小太郎山見ては、広河原へまっしぐら!
今回、前日のバットレス帰りにふと明日やればいいじゃん!
名案名案大名案、この機会に行って来た。

小太郎山とミニュー



やはり距離はありました。しかもだましの小太郎ピークなんかあったりしてね。
山頂まで来ると、結構、仙丈・北沢峠・甲斐駒が近いです。
振り返って見ると富士山・北岳の日本のワンツーが絶妙なバランスで構成されています。
しかし、ここから見る北岳はピラミダルで迫力ありますねー。

小太郎山頂から威風堂々北岳様


北岳との標高差468mです。
まぁ、一度踏んで置けば・・・もう来ないのだろうね。
とりあえず、ゲット!

 
植松一好

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