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創立80年記念誌8号出版祝賀会のこと

Good Morning Young Azaleas !!

記念誌8号出版記念祝賀の宴、お蔭様で盛会のうちに終わることが出来ました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
メンバーの総力をあげて、理事長はじめ、編集長、編集委員ほか全員が一丸となり、ひとつの事業を完成させた。
このことはまさに山登りとまったく同じこと、目的の山を絞り、さまざまなタクティクスを展開、次第次第に絞り上げ、頂を極める。頂点はその記念誌となる。
白鳳創刊号の巻頭言に、小島烏水氏の言葉、曰く“山岳会の仕事は創作にあり”と。
記念誌を発刊することもやはり創作活動のひとつである。それはまた、たいせつな遺産、文化遺産となろう。
さてその目指すところは---。多くの山行記録、多種多様な山行スタイル、雪山、氷、壁、縦走、岩、等々さまざまな登山を通して何を訴求するか、ひたむきになればなるほど,懸命になればなるほど、心も体も昇華する、串田孫一氏の孤高の洗礼ということにつながってゆく事になるのだろうか。
難しいことまで考え至らぬ前に、近藤信行先生の話を拝聴しよう。
“山と日本人”、昭和31年6月、マナスル登頂後、カトマンドゥの歓迎会における槙 有恒の言葉である。
“その会合で私は、マナスルを征服して来たのではない。この壮麗な山との親しみの交わりを深めて帰ったのであると私は述べた。”と槙は書いている。
そこに居合わせた人々は、この東洋の登山家の発言に深い感銘をうけた。登山史家レッヒェンペルクは槙の言葉を次のように書き取っている。
“私たち日本人は勝利とか攻撃とかいう言葉に非常に嫌悪を感じるーーー。高峰に登るのは、自然への巡礼と同じことである。人間、精神、自然は一つの宇宙の一部である。私たちが山に登ろうとして出発するとき、私たちはけっして戦いに行くのではないのだーーー”
八千メートル峰の初登頂に成功したあとで、自然と人間の融和を語ったということは、日本人の登山を考えるうえで、きわめて象徴的な話である。と結んでいる。
実に感動的な、本物の日本人をここに見いだす、すばらしい話である。山屋のわれわれも斯くありたい。

現在、山梨岳連で奈良田から農鳥岳への登山道に、大唐松尾根ルートを開削調査中である。岳連の副理事長でもある植松君を中心に精力的に行動中である。
新ルートの見事な創作が完成することを願ってやまない。
               

会長    秋山 泉

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